【マレーシア】バスの空気も悪いことだし隣の仙人のヒゲ触ってみた
こんにちはふうです。今日は仙人の話です。
マレーシア一周中のある日、町の移動を
タクシーではなくバスにしてみました。
いくつものバス停で止まった時、事件は起きたのです。
ふと、
「あれ?周りがめっちゃピリついた」と気づきました。
みんなの視線を追って入り口を見てみると、
なんとヒゲと髪が " 3D " に半端ない仙人が、
真顔で入り口に立っていました。
仙人(・・・。)
乗客たち(??????)
その時私は
前の席の知らない人と喋っていたところだったのですが
思わず「そう!それでね......って...。!?!?!」と、
言葉が止まってしまいました。
漫画でよくある「セリフ止まるやつ」が
リアルで起きて感動しました。
ノソ
ノソ
仙人がこちらにやってきます。
私は本能で
横の席に置いていたリュックをどけてみると
作戦通り、そこにゆったり座りました。
私の心臓はバクバクで、隣の仙人は暗い顔です。
バスは初めての沈黙に包まれて、乗客はガン見。
全員もう、目も口もめっちゃ開いてます。
みんなの「何者?どうすんのどうすんの』という
心の声が聞こえてきました。
私は「すごい宗教?怖い人?」と
めちゃめちゃ考えを巡らせましたが、
「もしピンチになったら次降りて逃げればいっか」と思って
「ハ〜イ!ひげ、素敵だね!」
ついに声をかけました。
乗客みんなの心の声
「ウワ!あの外国人の女の子、行ったわ!!」
しーん
すると仙人、
「ふぉっふぉっふぉ」と微笑み始めました。
「これはキタわ」
「ちょっと、触ってもいいですか」
仙人はゆっくりにっこり頷きました。
私は恐る恐る触ってみると、バスのみんなの大歓声。
楽しくなって、もう、
「ちょっと」じゃないくらい触らせてもらいました。
みんなスマホをこちらに向けてきて
めっちゃ楽しそう。
あれは100%ストーリーにあげてました。
あんな暗かった仙人もうれしそう。
「30年間切ってないのじゃ」
と教えてもらいながらバスは走り、
私が先に目的地に到着して、寂しくもバイバイしました。
ヒゲや髪はふわふわかと思ったら、
針金のタワシみたいで驚きました。
(相棒のクマのピンクちゃんを渡したら「モンキー...」と言われた)
ヒゲを無事触れたこともだけど
仙人とみんなが笑ってくれたのがほんっとに嬉しい!
勇気だしてよかった〜。
仙人ってあんま会わんしな。
めでたしめでたし。